ローカルメイドの商品開発について
気持ちを伝えるものづくり
「どんなお客さまへどんな気持ちを伝えたいのか。」ローカルメイドの商品開発はここからはじまります。ローカルメイドの提供する商品にコンセプトの無い商品はありません。コンセプトを固めたら、ぼんやりとしたイメージから一歩ずつですが、徹底的に商品を磨き上げます。商品開発には「ストーリー・コンセプト・販売先・ターゲット・価格・パッケージ・プロモーション・製造スキル…」など膨大な要素がありますが、ご依頼いただいた方々との対話によって一つずつ組み立て、世界に一つだけの「伝えたい」を形にしていきます。
商品開発プロセスを8ステップで紹介いたします。
1.打ち合わせ
お打ち合わせでは、最初にこれまでの経緯や現場などに合わせて「想い」の部分を大切にお話を聞かせていただきます。商品開発が必要なのか、現在あるものをリニューアルする方がいいのか、そのままでも充分なのかなど、本当に必要な対策を決定するまで、徹底的に話し合います。この打ち合わせについて、1度で全て方向性が決定することは大変稀なことです。徹底的に意見を出し合い、スケジュールを共有するところまで話し合います。このステップが最も重要で、途中でコンセプトの変更や振り出しに戻ることもありますので、意見を出し切り決定事項を共有しましょう。2.コンセプトづくり
ものづくりの一番大切な「肝」の部分、コンセプトづくりをおこないます。目標だけではなく、どんなもの(こと)をどこで、誰にどう受け取ってもらいたいか、商品だけではなく、イベントでも、お店づくりでも、とにかく徹底的にコンセプトを具体的な形で書き出します。文章も、写真も、絵も、時には音楽もありとあらゆる要素を使いながらコンセプトメイキングをしていきましょう。自分のなかにある「コンセプトの種」をしっかりと芽生えさせる大切なタイミングです。ただ端に打ち合わせをしていてはダメです。アイデア会議ですから、自由な形で周囲の人々へ表現します。「想いを伝える」のはじまりです。3.試作品作成
ローカルメイドの腕の見せ所です。イメージした商品の類似品が無いか市場を調査した上、食品の場合専用キッチンで試作を開始します。あらゆる観点からコンセプトにあった商品を試作させていただきます。しっかりと固めたコンセプトにより試作の段階から、商品の出来上がりを具体的にイメージできているので、製造方法や物流温度帯、賞味期限や発送方法など、発売後を見据えた商品を試作していきます。試作では、菌検査や成分検査など、専門機関にも協力していただきながら、安全で確実な試作品を完成させます。4.デザイン作成
コンセプトに基づいてパッケージデザインを仕上げていきます。商品の特性を充分理解できているからこそできる、コスト・サイズ・コンセプトなどあらゆる面でバランスのよいパッケージを提案させていただきます。パッケージデザインに合わせて、商品パンフレット撮影や販促物の作成もおこなえるので、効率的で効果的なプロモーションをおこなうことができます。5.シミュレーション
実際に発売する前に、現場でデモンストレーションをおこないます。実際に製造するスタッフも交えて量産体制を確認しながら、器具類の使用方法や生産手順や配置など、具体的な指導をおこない、安心して発売日を迎えることができます。また、これまで抱えていた現場での問題点解決にもつながる指導もおこない、既存の商品についてもブラッシュアップを狙えます。6.発売・プロモーション フォロー
スムーズな発売をおこなうため、販売方法や提供方法のご提案や、展示会や販路のご案内などローカルメイドが全面的にバックアップさせて頂きます。商品は良くても、提案ができなければ売り上げにはなかなか結びつきません。生産の全体を担う私たちだから伝えられるメッセージを効果的にお客様へお伝えしていきます。また、そういった技術を身につける絶好の機会ですので、あらゆるお客さまのもとへ極力同行していただきます。7.製造フォロー
シミュレーションでは出てこなかった問題点について、我々が責任を持って対応いたします。特に食品については季節変化や、人的要素、数量の変化などにより、出来上がりが大きく変化することがあります。一緒に問題解決をしていくことで、問題発生時の対策方法なども併せて身につけていただき、今後の運営に活用していただきます。8.→1.リニューアル・バリエーション
商品というのは、常にマイナーチェンジを繰り返しながら、全面リニューアルのタイミングを図っていくものだと考えています。現状に甘んじることなく、今まで以上にお客様に喜んでいただく方法を常に考え、改良を繰り返していきます。せっかく売れているのにと、もったいなく感じるお客さまも、その重要性を理解していただき、一緒になって常に最高を目指していくパートナーとして、提案を続けます。また、せっかくの新商品について、バリエーションをご提案することも、ローカルメイドの重要な商品開発です。